アイスクリンとアイスクリームの違いは?ファミマ限定の味はおいしい?

      2017/06/24

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アイスを食べ過ぎて頭がキーンとなる増本です。

今回はファミリマートの「馬車道アイスクリン昔懐かしカスタード風味」を
紹介します。

ファミマのアイスクリンの味は?

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黄色の袋に明治時代を思わせる絵柄が印刷されています。

これは横浜の馬車道をイメージしており、歴史は長いようです。

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プリンみたいなカスタード色で、見た目は質素といいますか、
元祖のアイスみたいな感じです。

ガリガリ君のように、外側とは質感の違うシャーベットが詰まっています。

嚙んでみると、そこまで硬くなく、シャリシャリしてはいますが
口の中で素直に溶けてくれます。

カスタードの旨みが広がりますし、後味もさっぱりしています。

それに、どこか懐かしさを感じる甘さもあり、かつ安っぽさも全然なかったですね。

アイスクリンの歴史

アイスクリームと日本の出会いは江戸時代

江戸時代末期の1860年(万延元年)に幕府が使節団を渡米視察のため派遣しましたが、
訪問先のアメリカでアイスクリームを食べたのが始まりです。

その使節団には福沢諭吉や勝海舟もおり、彼らも「珍奇にして美味なるもの」と
アイスクリームの味に感動したという記録もあります。

日本初のアイスクリンは値段が高すぎた!?

明治2年、使節団のメンバーであった町田房蔵(まちだふさぞう)が、様々な諸説が
ありますが、出島松造からアイスクリームの作り方をこっそり教わったようで、
その後、町田は横浜の馬車道通りで「氷水屋」を開業しました。

牛乳、砂糖、卵で作ったシャーベットを「あいすくりん」として売り、これが
アイスクリンの誕生だと言われていますが値段設定がなんと8000円なのです。

冷凍技術が発達しておらず値段が高いのですが、当然お金持ちにしか売れませんでした。

横浜でアイスクリンがヒット!?

しかし、町田は伊勢山皇大神宮のお祭で茶店を出店したところ、あいすくりんが
飛ぶように売れ、横浜の街でもアイスクリーム店が多くなるきっかけにもなり、
次第に全国にも広がりました。

町田は「アイスクリームの父」と呼ばれ、最初に馬車道であいすくりんを売った
5月9日が「アイスクリームの日」と、1964年に制定されました。

大正時代に高知県に広まった!?

明治時代では、銀座でアイスクリームを扱う店舗が増え、文明開化の
象徴にもなりますが、まだ庶民にとっては高級な食品でした。

大正時代になると、喫茶店やレストラン、ホテルなどでおしゃれなデザートとして
親しまれるようになります。

さらに、アイスクリームが工業化され、家庭でもアイスクリームが食べれるように
なりました。

アイスクリンの方では、大正10年、高知県で高知アイスクリーム商業協同組合が設立し、
県内でも人気となり、アイスクリームから派生していきました。

戦後のアイスクリン

高知県に限らず、戦後は物資が不足し全国的にもアイスクリンで
商売する人が減少しました。

しかし、高度経済成長期に入り、自動車が普及すると、高知県で
ドライバーをお客様に、アイスクリン屋が増えました。

高知のアイスクリン屋はパラソルの下に屋台を設けますが、
観光地や道路沿いにはパラソルが目立つ屋台が並び、
高知県でよく見かける風物詩です。

現在、アイスクリンの販売地域は高知、沖縄、横浜とかなり限られて
いますが、復刻版がスーパーやコンビニでも販売されるに至ります。

アイスクリームとの違いは?

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乳成分の量の違いで分類

まず、アイスクリームは乳成分の量により、以下の4種に分類されます。

  • アイスクリーム
    乳固形分15%以上のうち入脂肪分が8%以上が含まれ、
    乳成分が一番多く含まれ、ミルクのコクを感じやすいです。
  • アイスミルク
    乳固形分10%以上のうち入脂肪分が3%以上が含まれ、
    牛乳と同程度の乳成分と栄養を含みます。
  • ラクトアイス
    乳固形成分3%以上のものを指し、植物油脂などで
    乳成分を補うこともあり、カロリーが高めになり、価格も
    低めのものが多いです。
  • 氷菓
    食品衛生法により、上記3つのアイスクリームとは別に分類され、
    かき氷やシャーベットなどが氷菓の仲間です。

アイスクリンはどれに分類される?

アイスクリンは乳成分が少なめなので氷菓に分類されますが、
中にはラクトアイスに分類されることもあります。

今回のアイスクリンもしっかり「ラクトアイス」の表記があります。

このようにアイスクリームとアイスクリンは乳成分の量に違いがあります。

アイスクリームの製法

原料の混合→乳化→殺菌→エージング→凍結→硬化
の工程で作られます。

混合
乳製品や砂糖、油脂の混合・溶解したものをろ過をして不純物を除去して
できたものをアイスクリームミックスと呼びます。

乳化・殺菌・エージング
アイスクリームミックスの油滴を細分化し、成分を混合させ乳化(均質化)したら、
68ºC以上の殺菌処理(酵素の失活の役割も)をし、エージングという冷却操作で
0~5ºCに冷蔵します。

フリージング
今度はフリージングという、アイスクリームミックスを高速で撹拌しつつ急冷
することで空気を取り込みながら冷凍する工程がありますが、凍結速度が速い
ほど水分が細かい氷の結晶になり、アイス特有のなめらかな食感をもたらします。

硬化
容器に充填した後は、-20ºCで大部分の水分を凍結する「硬化」があり、
氷の結晶の肥大化や気泡の合体を防ぎ、アイスクリームを劣化しないようにします。

アイスクリームは厳しい品質規格だけでなく、各工程で適切な管理をクリアして
初めて出荷されるのです。

アイスクリンの製法

アイスクリンの場合、製法はいたって単純であり、原料の混合→殺菌→撹拌凍結
少ない工程となります。

混合
原料にはアイスクリームと違い、卵が使われる一方、油脂や乳化剤は不使用の場合が
多いらしく、卵が変質しないよう常温で混合します。

殺菌
アイスクリームとは違い、大量生産に向く大型プラントで製造されるのは少ないので、
小型の容器で殺菌するバッチ式が多いです。

凍結
原料と空気を一緒に撹拌・凍結し、出来立てのアイスクリンはなめらかであり、
時間が経つと水分が凍り、皆様がよく知るシャーベット状の食感になります。

簡単な工程なので、家庭でもアイスクリンを作る方も多いそうです。

まとめ

ファミリーマートの「馬車道アイスクリン昔懐かしカスタード風味」は
シャリシャリかつ口の中でとろけ、カスタードのコクが広がります。

江戸時代末期にアメリカに派遣された使節団のメンバー、町田房蔵が
明治になり横浜の馬車道で初めて「あいすくりん」を販売しました。

大正時代には高知県でアイスクリンが広まり、戦争で一時期
落ち込みましたが、自動車の普及がきっかけに、道路沿いで
アイスクリン屋を売るのが高知県の名物になりました。

乳成分の量に違いがあり、アイスクリームは乳成分が一番多い分類に入り、
アイスクリンは乳成分が少なく氷菓に分類されることが多いが、
ラクトアイスに分類されるものもあります。

製法も異なり、アイスクリームは滑らかさのため激しく撹拌したあと
-20ºCで硬化するが、アイスクリンは空気と伴に撹拌したあと、
そのまま冷却するのでシャーベット状になります。

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